先日記述した僕の2019全日本モトクロスIA1クラス参戦車両の概要
全日本モトクロス最高峰クラスで参戦したマシンのパーツの詳細を紹介していきます
☆エキゾーストパイプ・サイレンサー編☆
まずはエンジンの出力に最も影響の出ているパーツの一つ
エキゾーストパイプ・サイレンサーからご紹介していきましょう!
目次
techserfu:エキゾーストパイプ・サイレンサー
techserfu(テックサーフ)
大阪府高石市にある二輪マフラー専門のマフラーメーカー。
「techserfu」は1988年テクニカルサービスフクシマでとして始まりました。
僕は2017年からエキゾーストパイプ・マフラーをサポートして頂いています。
製品詳細
僕が本年度から使用しているKX450のエキゾーストはチタン製になります。
材質
エキゾーストパイプ・サイレンサー:チタニウム
重量
純正サイレンサー:3.2kg
techserfuサイレンサー:2.2kg
純正EXパイプ:1.2kg
techserfuEXパイプ:0.6kg
KX450のエキゾーストパイプはウェルド工法で作られています。
俗に言うエビ管ですね。
生産性を無視した非常に手の込んだワンオフのマフラーとなります。
純正品と比べて外観の相違点は
- エキゾーストパイプ中央部分に当たるサブチャンバー
- サイレンサーの全長は純正品より少し長い


パイプに火を入れるとチタンパイプとTIG溶接後がキレイに焼けて美しいです☆
インプレッション
【KX450】 数多くの先進の機能を採用したエンジンとこれまでで最もスリムな車体を与えられKX450。「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年以上経った今でも揺るぎません。数々のAMAタイトル獲得の事実は、KXの真の実力を証明。449cm³水冷4ストローク単気筒エンジンは、吸気ラインのダウンドラフト化、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用により、高い出力を実現しています。また素早い再始動が可能となるセルフスターターや、安定した操作フィーリングを可能にする油圧クラッチを搭載。ファクトリーマシンからフィードバックされた先進技術により、レースでの戦闘力を高めています。
全日本モトクロス最高峰クラスで参戦したマシン Kawasaki KX450 - ゾムゾムBLOG
そこで、techserfuさんに協力していただき、
日本のコースで性能を十分に発揮できる仕様に作っていただきました。
僕のオーダーは
2019KX450の最高出力は落とさず
日本のタイトなコースで頻繁に使われる中速域の向上。
結果は
最高出力は落とさず中速域に力強さがでて
オーバーレブ特性がフラットにならず良くなりました!
さらに、フルチタンにより純正品と比べ軽量なため、操舵性の向上しています。
コーナリングの立ち上がりの加速、
車体負荷がかかる路面(特にサンド地など)の加速が良くなりました。
スタート地の加速も純正品と比べ大きくアドバンテージを取れます。
僕はスタートが苦手でしたが最終戦のヒート2にホールショットを取りました。
2019年度はIA1クラスで
テックサーフサポートライダーの僕(#45安原志)と#41北原岳哲が
装着していました。
最後に
残念ながら今回紹介した2019KX450のマフラーはラインナップされていません。
僕も以前使用していた2017−2019年KX250のフルエキゾーストは市販されています。
KX250のエキゾーストパイプは手曲げになります。
techserfuはワンオフマフラー制作、社外品マフラーの修理も承っています。
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性能の高さ、外観の美しさは
高品質なものづくりを続けるtechserfuの職人の技です。
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